「公認会計士」ということばを聞いたことがありますか。
医師、弁護士に並ぶ三大国家資格でありながら、その存在を知らない。知っていても詳しい業務内容は知らないという方が多いのではないでしょうか。
名前は聞いたことあるけど、何やってるかいまいち分からない、、
本記事ではそんな公認会計士の主な仕事内容である「財務諸表監査」について書いています。
会計士とは
医師は医学のプロフェッショナル、弁護士は法律のプロフェッショナル、と言われていますが会計士は会計のプロフェッショナルと呼ばれています。
プロフェッショナルとは「高度な知識と技術を持つ専門家」のことです。
つまり、会計士とは「会計の専門家」なのです。
会計士は会計の専門家として、独占業務である会計監査(財務諸表監査)を主に行います。
独占業務とあるように、この財務諸表監査は難関資格である公認会計士試験に合格したものにしか認められない業務になります。
医師や弁護士が資格を持っていないとできないのと同じだね。
財務諸表監査とは
会計士の主な仕事である財務諸表監査を一言で表すと、「企業が作成した財務諸表が適正に表示されているかをチェックし、意見を表明すること」となります。
財務諸表(Financial Statements)とは企業が作成する成績表のことです。
企業の期末時点の財政状態をあらわす貸借対照表(Balance Sheet)、一年間の業績をあらわす損益計算書(Profit & Loss Statement)、一年間のお金の流れをあらわすキャッシュフロー計算書などからなります。
企業の株主や債権者などは企業が提出するこの財務諸表を見て、企業への投資やお金の貸出などを考えます。また、企業に出資をしていない第三者もこの財務諸表を見ることができ、業績が上がっていたら投資をしたりなど、将来の投資家になる場合もあります。
そのため、財務諸表は多くの人にとって大事なものなのです。
しかし、財務諸表が必ずしも正しい情報を表示しているとは限りません。利益を大きく見せるために売上を実績より多く計上していたり、人件費を少なく計上している可能性もあります。他にも、資産を過大に計上していたり、財務諸表が正しくない可能性が存在するのです。
この財務諸表が「嘘」ではないつまり「適正に表示されている」と保証するには第三者の立場からのチェックが必要となります。このチェックをするのが会計士です。
財務諸表監査とは、会計士が独立した第三者の立場から、企業が作成した財務諸表をチェックし、嘘や誤りの情報がないことを確かめ、その信頼性を保証し意見を表明する、ことです。
財務諸表監査は企業と直接やり取りをするため、日常生活で会計士の仕事を感じることは少ないと思います。しかし、誰もが知る大企業、いつもCMで見る企業、最近よく耳にする企業など、そういった企業が作成した財務諸表の信頼性を確かめているのが会計士なのです。
会計士が監査をすることで、株主や債権者は安心して取引ができるんだね!
会計士の主な仕事である財務諸表監査について頂けたで理解して頂けたでしょうか。
会計士は他にも内務統制監査、コンサル、独立など様々な仕事内容が選択肢があります。今後そういいった記事も書いていきます。
以下に会計士関連の書籍を載せたのでご参考までに。
公認会計士の仕事内容について分かりやすく書かれています。
知らないことがいかにもったいないのかが分かります。
おすすめ本
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