前回の記事で、公認会計士の主な仕事内容である「財務諸表監査」について書きました。
仕事内容は分かったけど、
公認会計士になるとどんな良いことがあるの?
今回はそういった疑問にお答えします。
難関資格であるが故、その合格への道は時間も体力もかかります。しかし、多くの時間や労力をかけてでも目指す価値があるといえるのです。そんな公認会計士の魅力を大きく3つに分けて紹介します。
収入が高く安定している
仕事を考える際に一番重視するといえるほど収入は重要な側面といえます。
公認会計士は一般平均と比べ、収入が高く安定しています。
大企業の平均年収が580万円程度(※1)であるのに対し、公認会計士の年収は1,000万円以上(※2)になります。職階が上のパートナーになると1500万、それ以上の年収にもなります。
※1 国税庁平成26年「民間給与実態統計調査」における資本金10億円以上の会社。
※2 厚生労働省平成26年「賃金構造基本統計調査」における従業員1,000人以上の会社の公認会計士・税理士推定年収(999万円)
公認会計士は資格取得者しかなれず、高度な専門知識をクライアントに提供します。そのため、その対価として高額の報酬が得られるのです。
また、年収は年齢ではなく勤続年数で決まります。学生中に合格して新卒で入社しても、転職して40歳で入社しても、入社時期が同じであればお給料も同じです。
早く合格しても高いお給料がもらえるのも魅力の一つと言えます。
長期休暇がとりやすい
公認会計士の主な仕事である財務諸表監査には通常、繁忙期と閑散期があります。
文字の通り、繁忙期とは忙しい時期、閑散期とは仕事が比較的少なくて暇な時期のことです。
別の記事で公認会計士の一年の流れについて書きますので、ここでは「忙しい時期とそうじゃない時期があるんだな」と思ってもらえれば大丈夫です。
繁忙期は土曜日に出勤したり残業したりと通常より多くの業務をこなしますが、閑散期はその逆です。
2週間ほど休みをとって海外旅行に行ったりできます(コロナ禍以前)。
私が所属するチームの上司は夏休みを15日間、冬休みを21日間とって実家に帰省していました。
繫忙期と閑散期という時期があるからこそ、メリハリを持って仕事ができます。長い休みをとってゆっくりしたり旅行ができるからこそ、忙しい時期も頑張れます。
将来の選択肢の幅が広がる
公認会計士は財務諸表監査以外にも、もっと様々な仕事を提供できるのです。
会計は企業の業種や規模に関わらず必要なスキルであるため、会計のプロである公認会計士の社会的ニーズは非常に高いです。
高度な専門知識を生かして会計・財務、経営、税務のコンサルティングをやったり、独立して会計事務所を開いたり、企業内会計士になったり、株式公開支援(IPO)をしたりなど。その道は本当に様々です。
資格を持っているからこそ、キャリアアップのために色んな挑戦ができます。
最後に
以上、公認会計士の魅力を大きく3つに分けて紹介しました。
資格勉強を乗り越えた先にある魅力が伝わったでしょうか。
今後も公認会計士関連の記事を書いていきますので、楽しみにしていてください!
公認会計士について興味を持った方は、他にも調べてみる、まずは話を聞いてみるなどしてみると良いと思います!
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