公認会計士はやめとけって本当?そんなことない!合格者が語ります。

公認会計士の噂

 

公認会計士を目指そうかなって周りに言ったらやめとけ!って言われた…。
何でそう言われるの?もしかしてやばい仕事なの?

そんな疑問に、実際に公認会計士試験に合格し、監査法人に勤務している私がお答えします!

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公認会計士のネガティブな検索結果

 

ネットで公認会計士と検索すると

「公認会計士 やめとけ」「公認会計士 やばい」「監査法人 ブラック」

などネガティブワードが出てきます。

正直驚きましたが、このように感じている人も多いのかもしれません。

この情報だけを見て公認会計士に興味を持ったのに目指すのを諦めたり、公認会計士にこのイメージだけを持たれるのは悲しいと感じ、記事を書いています!

ネット上の様々な噂は本当なのか?

実際に公認会計士試験に合格し、監査法人に勤務しているりんごが解説します!

 

「やめとけ」と言われる4つの理由

「公認会計士はやめとけ」と言われる4つの理由を紹介します。

合格までの厳しい道のり

1つ目は、合格までに多くの労力を要することです。

公認会計士試験の合格率は10%前後。10人に1人しか合格できません。

公認会計士は医者や弁護士に並ぶ3大国家資格の1つ。合格には高度な専門知識が求められます。

一般には約2年間、計5,000時間の勉強時間が必要です。一度不合格になり再受験となればもっと長い勉強期間が必要です。

そのため、「勉強が大変」「勉強しても受かるか分からない」というイメージから公認会計士を目指すのはやめたほうが良いと言われるのでしょう。

 

この点に関しては、予備校のサポートをフル活用することをおすすめします。

独学での勉強は私はおすすめしていません。

長期戦である公認会計士試験。自分にあった予備校を選び、サポートを受けましょう。

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公認会計士試験合格の実際の勉強時間やなどについては以下の記事をご覧ください。

公認会計士試験合格後も試験がある…?

一生懸命勉強して晴れて公認会計士試験に合格。これでやっと公認会計士になれる…!と思ったら実はそうではありません。

公認会計士として認められるためにはまだいくつか要件を満たさなければなりません。

 

(画像引用:クレアール公式サイト

 

公認会計士試験に合格した後は、「実務補習」「業務補助」「終了考査」の要件を満たすことで公認会計士として登録できます。

 

試験に合格したら公認会計士になれると思ってた、、。

そう感じた方も多いでしょう。私も最初はそうでした。

公認会計士の勉強をしていない方はこの流れをほとんど知りません。

実際に勉強をしている先輩などからこの話を聞き、「そんなに大変ならやめておこう」と感じる人もいるでしょう。

 

合格から登録までの詳しい流れについては後日別の記事で解説します!

監査法人がブラック企業!?

 

3つ目は監査法人の繁忙期が激務であるというイメージです。

監査法人の監査の仕事は繁忙期と閑散期があります。

繁忙期は毎日残業で終電もザラ、土日出勤、監査室では監査六法が投げられる(上司が怒って投げてくるという意味です)…なんて聞いたことがある人もいるのでしょうか?

実際に監査法人で働いた感想としては、、「そんなことありません」

確かに昔はこういこともあったとか。

監査法人によって多少の違いはありませすが、繁忙期は土曜日が出勤日となっている週もあります。しかし、その分は別の月に振替休日があります。

また、基本的に出勤日ではない土日や平日の22時以降に作業をする場合申請が必要です(申請しないとパソコン自体使えない法人もあります)。

クライアントによっては資料は全てPDF化されているので監査六法はもちろん飛んできません。

このように、今は労働環境がどんどん改善されているので、昔のような状況ではありません。少なくとも私はこのような状況を体験していません。

むしろ、閑散期に長期休暇を取れたり、資格があることで育休・産休をとった後も仕事に戻りやすかったり、働きやすい環境が整っていると感じます。

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仕事がつまらない

公認会計士試験に合格したら9割の人は監査法人に就職し、監査の仕事をします。

この監査の仕事をつまらないと感じる人も多いため、公認会計士はやめとけというネガティブな噂が流れているとも思われます。

しかし、そんなことはありません。

会計士の仕事=監査というイメージが強いと思いますが、実際は様々な業務をすることができます。後ほど詳しく解説します!

 

監査法人の監査の仕事についてもっと知りたい方は以下の記事をご覧ください。

 

そんなことない!会計士の魅力

これらのネガティブイメージを見たうえで、会計士の魅力を紹介します!

安定した高収入

会計士は安定した高収入が得られます。

仕事を考える際に一番重視するといえるほど収入は重要な側面といえます。

 

大企業の平均年収が580万円程度(※1)であるのに対し、公認会計士の年収は1,000万円以上(※2)になります。職階が上のパートナーになると1500万、それ以上の年収にもなります。

※1 国税庁平成26年「民間給与実態統計調査」における資本金10億円以上の会社。

※2 厚生労働省平成26年「賃金構造基本統計調査」における従業員1,000人以上の会社の公認会計士・税理士推定年収(999万円)

公認会計士は資格取得者しかなれず、高度な専門知識をクライアントに提供します。そのため、その対価として高額の報酬が得られるのです。

また、年収は年齢ではなく勤続年数で決まります。学生中に合格して新卒で入社しても、転職して40歳で入社しても、入社時期が同じであればお給料も同じです。

早く合格しても高いお給料がもらえるのも魅力の一つと言えます。

長期休暇がとりやすい!年2回は海外旅行に!

閑散期は長期休暇がとりやすく、海外旅行にも行けます。

繁忙期は土曜日に出勤したり残業したりと通常より多くの業務をこなしますが、閑散期はその逆です。

2週間ほど休みをとって海外旅行に行ったりできます(コロナ禍以前)。

私が所属するチームの上司は夏休みを15日間、冬休みを21日間とって実家に帰省していました。

繫忙期と閑散期という時期があるからこそ、メリハリを持って仕事ができます。長い休みをとってゆっくりしたり旅行ができるからこそ、忙しい時期も頑張れます。

 

働きやすい環境!

監査法人はブラックという噂に対し、私はむしろ働きやすい環境が整っていると感じています。

基本的に「任された仕事をきちんとこなすこと」が重視されます。早く仕事が終われば帰っていいですし、有給推進期間は上司が有給消化を促してくれます。

 

女性の働き方という観点からしても、非常におすすめです。

仕事内容はみんな同じ。女性だからという理由で差別されるなんて全くありません。

また、ワークライフバランスもきちんととれます。

育休・産休取得を促してくれる上司の存在、全く負い目を感じさせないチームの雰囲気、育休制度をフル活用する男性社員

入社してそんな状況を実際に目にし、温かい気持ちになりました。

 

仕事の幅が広がり転職もしやすい!

公認会計士は財務諸表監査以外にも、もっと様々な仕事を提供できるのです。

会計は企業の業種や規模に関わらず必要なスキルであるため、会計のプロである公認会計士の社会的ニーズは非常に高いです。

高度な専門知識を生かして会計・財務、経営、税務のコンサルティングをやったり、独立して会計事務所を開いたり企業内会計士になったり、株式公開支援(IPO)をしたりなど。その道は本当に様々です。

資格を持っているからこそ、キャリアアップのために色んな挑戦ができます。

実際、公認会計士試験に合格して最初に入社する監査法人に長くいる人は少ないです。

みなさん、独立や転職をしてやりたいことにチャレンジしています。

「資格があるからこそ、やりたいことにチャレンジしてスキルアップができ、自分の世界を広げられる」

私は公認会計士の資格をそう捉えています。

 

まとめ

公認会計士はやめとけという噂に対して書きましたが、いかがでしたでしょうか。

今回の記事をまとめると以下の通り。参考になったら嬉しいです。

公認会計士はやめとけと言われる4つの理由
・合格までの道のりが長い
・合格後すぐに公認会計士になれるわけではない
・監査法人がブラック?
・仕事内容がつまらない?
そんな事ない!会計士の魅力
・安定した高収入!
・長期休暇がとりやすい!
・働きやすい環境!
・仕事の幅が広がり転職もしやすい!

 

合格までは長く厳しい道のりかもしれません。

しかし、合格後に得られるものはその何倍も大きな魅力です。自分のために、目指す価値が十分にあると思っています。

 

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予備校検討には以下の記事を参考にしてください!

 

 

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