【公認会計士転職】監査法人への転職はあり?中小監査法人の特徴は?

中小監査法人

監査法人への転職について知りたい!
メリット・デメリットは?

中小監査法人の特徴は?

 

そんな疑問にお答えします!

 

こんにちは!りんごです🍎

 

会計士の転職先の1つに「監査法人」があることを忘れてはいけません。

監査法人への転職、中小監査法人の特徴はどんなものなのでしょうか。

実際に監査法人に入って感じたこと経験したことをもとに解説します!

この記事で分かること
・監査法人への転職メリット・デメリット
・大手と中小監査法人の比較
・中小監査法人の特徴
・主な監査法人一覧

 

筆者りんごのプロフィール🍎
大学1年生の春に公認会計士試験の勉強を開始
大学2年生の12月短答式試験合格
大学3年生の8月論文式試験合格
大手監査法人に内定をもらい、一年間学生非常勤を経験
金融事業部にて監査業務に従事中

 

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転職先に監査法人はあり?

公認会計士試験に合格した人のほとんどがまずは監査法人に入社します。

そのため転職となると監査法人を選択肢から外しがちですが、監査法人を変えることも選択肢の1つです。

大手監査法人から別の大手へ、中小から大手へ、大手から中小へなどパターンは様々

 

他の転職先も知りたい方はこちらをご覧ください。

監査法人に転職した場合

監査法人の年収

職階(法人により名称に違いあり)により年収は大体こんな感じです。

スタッフ(1-3年目):500-700万
シニア(4-6年目) :700-1000万
マネージャー(7年目以降):800-1100万
パートナー(15年目以降):1200万以上

毎月、当月の基本給と前月の残業代が支払われます。

繁忙期は残業が多いので、その分もらえる額も上がってきます!

監査法人への転職メリット

監査法人への転職のメリット・デメリットについて解説します。

以前あげたこちらの記事にも監査法人勤務の会計士について書いているのでぜひ読んでみてください。

公認会計士の基本の「監査」が身につく

監査法人での仕事のメインは監査業務。

これは会計士の仕事の最もベースとなる部分です。

監査を通じて、多くの企業の会計や税務に触れます。

そこで得た知識は独立やコンサル会社への転職など様々な分野に活かせます。

将来会計事務所を開きたい場合、監査法人で監査の経験がない会計士にお客さんは仕事を頼みたいでしょうか。

コンサル会社で働く場合も、監査で得られる会社の資料を見て問題点に気づく力は必須です。

このように、監査法人で得られる知識や経験は大きな力になります。

仲間が多い

監査法人は自分と同じ公認会計士がたくさんいます。

悩みや不安を共有しやすく、補習所や繁忙期で忙しい時期も同じです。

このような同じ状況の人達が周りにたくさんいることがとても心強いでしょう。

 

監査法人への転職デメリット

繁忙期が忙しい

監査法人には繁忙期があります。

繁忙期は残業はもちろん、深夜残業や休日出勤があり、休みはとれません。

 

個人的には繁忙期が忙しい分閑散期に長期休暇を取れたり、

在宅勤務で毎日の出社疲れもなかったりで、

そこまでデメリットには感じませんが、繁忙期が憂鬱という同僚もいます。

監査がつまらない?

「監査の仕事はつまらない」と聞きます。

監査は会社の資料をチェックする作業なので、クライアントからすると自分たちの作った資料に文句を言ってくる人たちです。

時にはクライアントから嫌な顔をされることも。

また、会社の業績を良くするためにアドバイスをすることはない(これがコンサルの仕事)ので、ただチェックするだけ、という仕事に魅力を感じない人もいます。

 

監査法人の種類

監査法人はその大きさにより2つに分けられます。

大手監査法人(BIG4)

BIG4と言われる大手監査法人は、上場会社を概ね100社以上監査し、常勤の監査実施者が1,000名以上の監査法人という定義を満たした監査法人です。

BIG4とは、アーンスト&ヤング(EY)、デロイト・トウシュ・トーマツ、KPMG、プライスウォーターハウスクーパース(PwC)で、4大会計事務所とも呼ばれています。

中小監査法人

全ての監査法人から前述の大手監査法人を除いたものが、中小監査法人です。

中小監査法人のなかでも特に規模の大きいものは「準大手監査法人」と定義されています。

中小監査法人と言っても、クライアントの規模や数は様々です。

大手と中小の違い

大手と中小の比較は以下の通りです。

一般に、年収は大きな違いは見られず、その他の面で特徴が異なります

  大手 中小
年収 高い 高い
クライアント規模 大(超ビッククライアントあり) 小~中
忙しさ 忙しい
監査品質 高い 低い(大手に比べ)
公認会計士の人数 多い 少ない
グローバルクライアント 多い 少ない

 

中小監査法人の特徴

グローバルクライアントが少ない

高い英語力を必要とするクライアントは大手監査法人に比べると少ないです。

そのため、海外勤務がしたい、英語を使ってクライアントとやり取りしたい、IFRSに携わりたいなどと考える人は希望が通る環境が少なくなります。

最新の会計に触れる機会が少ない

大手監査法人はクライアントも大手や上場企業です。

そのため高い専門性が求められる会計処理や最新の会計基準など、多くの検討事項に触れます。

それに比べて中小監査法人はクライアントも小規模であったり未上場が多いので、そのような複雑な会計処理に触れる機会は少なくなります

クライアントとの距離が近い

クライアントの規模が小さいので距離もかなり近いです。

大手監査法人に勤務しクライアントが超ビッグクライアントだと、クライアントの経営者と近い距離で話す機会はありません。

中小監査法人だとクライアントと近い距離で仕事をすることで人脈も作りやすいです。

 

 

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監査法人一覧

上場企業サーチによると、上場企業を監査している監査法人等のランキング(上位30社)は以下のようになります。

順位 監査法人/会計事務所名 担当会社数 シェア 監査従事者数 時価総額(億円)
1 EY新日本有限責任監査法人 830 21.6% 4,945 1,416,789
2 有限責任監査法人トーマツ 797 20.7% 7,095 1,985,889
3 有限責任 あずさ監査法人 719 18.7% 5,332 1,976,776
4 太陽有限責任監査法人 280 7.3% 823 99,475
5 PwCあらた有限責任監査法人 130 3.4% 2,625 799,443
6 仰星監査法人 97 2.5% 254 28,747
7 東陽監査法人 88 2.3% 255 25,612
8 三優監査法人 71 1.8% 222 15,158
9 PwC京都監査法人 59 1.5% 330 270,977
10 アーク有限責任監査法人 47 1.2% 128 26,498
11 ひびき監査法人 40 1.0% 48 15,046
12 監査法人アヴァンティア 31 0.8% 88 3,198
13 監査法人A&Aパートナーズ 29 0.8% 72 8,085
14 UHY東京監査法人 22 0.6% 51 18,823
15 監査法人 東海会計社 21 0.5% 17 2,892
16 監査法人ハイビスカス 18 0.5% 32 1,509
16 アスカ監査法人 18 0.5% 26 1,342
16 RSM清和監査法人 18 0.5% 86 1,515
19 監査法人日本橋事務所 16 0.4% 43 8,472
20 海南監査法人 15 0.4% 12 3,341
20 監査法人アリア 15 0.4% 20 679
22 八重洲監査法人 14 0.4% 52 14,739
23 清陽監査法人 13 0.3% 30 43,451
24 東邦監査法人 12 0.3% 33 2,428
24 Moore至誠監査法人 12 0.3% 32 829
24 監査法人和宏事務所 12 0.3% 7 4,294
27 フロンティア監査法人 10 0.3% 12 426
27 桜橋監査法人 10 0.3% 14 1,452
27 興亜監査法人 10 0.3% 9 706
27 双研日栄監査法人 10 0.3% 21 591
27 赤坂有限責任監査法人 10 0.3% 38 1,769
27 HLB Meisei有限責任監査法人 10 0.3% 26 483
27 監査法人保森会計事務所 10 0.3% 7 2,072

(引用:上場企業サーチ)

まとめ

監査法人への転職について書きましたが、いかがでしたでしょうか。

今回のポイントは以下の通り。参考になったら嬉しいです。

・監査法人への転職も選択肢の1つ
・大手→中小への転職もおすすめ
・大手と中小で年収の違いはない
・中小監査法人の特徴
 グローバルクライアントが少ない
 複雑な会計処理に触れる機会が少ない
 クライアントと距離が近い

 

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