合格までの道は決して容易ではない公認会計士試験。
いったいどれくらい勉強したら受かるの?
今回はそんな疑問にお答えします!
巷では2000時間あれば合格、5000時間あれば合格など様々な声が。。実際に公認会計士試験を受けた私の見解を書いていきます。
合格までの勉強時間
勉強時間、いったいどの噂が本当!?
結論.5,000時間が目安
3000~5000時間の勉強が必要と言われることが多い公認会計士試験。
個人的な見解では、「5000時間が目安」です。ただし、これは「2年合格コースで1日約7時間の勉強を続けたと仮定した場合」です。
というのも、予備校では2年間で合格を目指すコースの提供が多いからです。詳しくはこちら。
5,000時間は、
7時間/日×720日(360日×2年)=5,040時間=約5,000時間という計算です。
もちろん、試験の直前は10時間を超えて勉強したり試験後は数日間勉強しなかったり、波があります。しかし、合格までの2年間は一定程度勉強に専念するとなると、1日7時間は1つの目安となります。
そのため、「合格までには5,000時間」というのが結論です。
しかし、実際は人によって必要な勉強時間は本当に様々です。
以下では、何で人によって変わってくるのか、またどうしてそんなに合格までに時間がかかるのかを解説していきます。
何で人によって違うの?
1.試験回数
公認会計士試験は一次試験と二次試験の両方を突破しなければなりません。どちらも一発合格してストレート合格するか、どちらも再受験するのかで勉強時間は異なってきます。
一次試験は年に2回、二次試験にいたっては年に1回のチャンスなので、不合格になると次に挑戦するのは1年後。その1年分を考えると必然的に勉強時間は多くなります。
2.合格までの目標達成期間
先の試験回数にも繋がりますが、そもそも「何年間の勉強での合格を目指すのか」によっても勉強時間は異なってきます。
一般的に2年間で合格を目指すコースが予備校でも提供されていることが多いです。
例、(2024年合格コース)
2022年8月 勉強開始
2023年12月 短答式試験合格(不合格の場合2024年5月合格を目指す)
2024年8月 論文式試験合格
この場合、2022年8月に勉強を開始して2024年8月に合格。約2年間の勉強期間となります。
しかし、途中で勉強が追い付かなくなり目標年度を後ろにずらしたり、逆に早期合格を狙う場合もあります。短期集中の1年強の勉強期間で合格を狙うコースも予備校で提供されています。
このように目標とする合格スタイルによって勉強時間ややり方も異なってきます。
3.置かれている環境
公認会計士試験は誰でも受験できます。そのため受験者は学生から社会人にいたるまで様々です。
比較的時間に自由のきく学生だったり会社を休職して勉強に専念している方の場合はまとまった勉強時間をとりやすいかと思います。
しかし、会社に勤めながら資格取得を目指すとなると、1日に10何時間も勉強時間を確保することは難しいですね。
このように、個人の置かれている環境によっても勉強時間の限度が決まってきます。
何でそんなに時間がかかるの?
人によって勉強時間が違うのは分かったけど、
そもそも何でこんなに合格まで時間がかかるの?
その理由について説明します!主に2つあります。
1.試験範囲が広い
公認会計士試験はその範囲が膨大です。試験科目が多いうえに、それぞれの科目に重要論点がたくさんあります。
全ての科目を1から学んで理解し、成績に結びつけるのには相応の時間がかかります。
2.新しく学ぶ分野のため知識の習得に時間がかかる
試験科目は会計や法律、税務など多くの人がどれも今まで触れてこなかった分野だと思います。
「会計士試験の勉強で初めて簿記に触れた」「理系出身で会計分野には全く触れてこなかった」こういう方も大勢います。むしろほとんどがそういう方です。
そのため、1から知識の習得が必要です。新たな分野を複数科目、1から学ぶのはやはり時間がかかります。
まとめ
公認会計士試験合格までの勉強時間、合格までに時間がかかる理由について理解して頂けたでしょうか。
合格まで約2年間の長期戦、試験範囲の広さや内容を考えると、独学での勉強はかなり厳しいと考えます。予備校に通い、継続的なサポートは不可欠です。
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