監査法人って有給とれるの?
新人1年目はとるの難しい?
そんな疑問にお答えします。
良いパフォーマンスを発揮するにはメリハリが大切。
繁忙期はかなり忙しい監査法人ですが、しっかり休みはとれるのか?
今回は監査法人の有給事情について記事にしました。
・公認会計士試験受験生
・監査法人への転職を考えている方
監査法人は有給は取れるのか?
結論から言うと、有給は取れます。
非常にとりやすく、私は社会人1年目から有給をフル活用しました。
一般会社に就職した友人には言いにくいほど、その辺りは監査法人は本当に恵まれていると感じています。
主な有給取得時期
監査法人に勤務する公認会計士の一般的な有給取得時期を解説します。
監査クライアントは3月決算を想定しているので、他の決算月をもっている場合は異なってきます。
6月末(報告書日後)
3月決算の会社をクライアントに持っている場合、その繁忙期は4月から6月中旬。
この期間はかなり忙しいですが、会社報告書日、有価証券報告日が終わるとひとまず大きな区切りになります。
繁忙期が終わって新年度の監査が始めるまでの間、有給を取得する人が多いです。
7月からまた新年度の監査が始まるので、それまでの息抜きになります。
夏休み
監査法人の良いところは長期休暇がとりやすい点。
一般会社に勤務した場合、夏休みはせいぜいお盆の1週間程度。3日しか休めなかった友人もいました。
監査法人の場合、法人で定められた夏休みの前後に有給を繋げることで、2週間近く夏休みを作ることができます。
この期間は海外旅行に行くチャンス。
監査法人に勤務する多くの公認会計士が長期の夏休みをとるので、新人1年目でも同じように夏休みを作ることができます。
年末年始
夏休みに続いて、長期休暇がとれるのが年末年始。
ここでも監査法人が定めた冬休みの前後に有給を繋げることで2週間近く休めるチャンスがあります。
年末年始はお家でゆっくりしたり、海外旅行に行ったり、友人と遊びまくったり。
長期休暇があることでじっくり1年を振り返ることができます。
盲点?有給取得時に気をつけること
注意点を見逃すと有給がとれなかったり、うまくスケジューリングができない可能性もあります。
これらを押さえて、賢く有給の権利を行使しましょう。
担当会社の繁忙期をチェック
まず確認すべきは担当会社の決算月がいつなのか。
決算月後は繁忙期となり、有給を長くとって休むことは厳しいです。
また、四半期ごとのレビューや開示チェックの業務量がどれくらいかも把握しておくとよいでしょう。
業務が多いときに有給をとると、休日も仕事のことが頭から離れなかったり、チームの人に自分の仕事を任せることになって罪悪感が生まれます。
事前に自分の担当会社の決算月や大体の仕事の流れを押さえておきましょう。
有給の申請時期をチェック
そもそも、申請期間に正しく申請しないと有給は取得できません。
しかし、この申請時期は監査法人によって、そして同じ監査法人でも事業部やチームによって微妙に異なってきます。
3ヶ月ごとに有給を申請する監査法人もあれば、1年分まとめて申請する必要がある監査法人もあります。
また、事業部によって1ヶ月ごとの申請でも良ければ、インチャージの許可をもらえれば直前の申請でも大丈夫な場合も。
事前に申請しても修正が可能な場合もありますが、事前にある程度の予定を立てる必要があります。
自分の所属する監査法人、事業部、チームの有給申請ルールを確認しておきましょう。
チームメンバーの取得時期
チームメンバーの有給取得時期もある程度把握しておくと業務が滞らずに進む場合もあります。
例えば、繁忙期が終わって特に仕事がない時期は、チームメンバーもみんな休むので自分も同じ時期に有給を取得する。
一方で、仕事はあるけど先輩が休む日は自分は出社し、代わりに別日に有給をとるなど。
事前にチームメンバーとコミュニケーションをとっておくと、チームをまとめる人も人員や業務の配分を考えやすく、業務がよりスムーズに実施できるでしょう。
筆者りんごの有給取得状況
私が社会人1年目に実際にいつ有給を取得したのかをお話します。
1年目の4月、有給は17日付与されていました。
本来なら1年目の付与は15日ですが、非常勤時代に付与された有給が2日あったため計17日でした。
1年で最低5日は有給を取得しないといけないルールがあります。
具体的には、私は7月上旬に4日、8月に4日、年末年始に5日、他に金曜日などに(3連休にして旅行にいくため)2日有給を取得し、計15日消費しました。
7月上旬は東南アジア、8月はヨーロッパ、年末年始は東南アジアで年越し、他にも3連休にはゴルフ旅行や温泉旅行に行きました。
こうして振り返ると、かなり遊んでいますね笑
仕事ももちろん頑張りますが、有給をしっかり使って思いっきり遊ぶ、大好きな旅行に行くと決めていたので、1年目からかなり有給制度をフル活用しました。
今年の長期休暇はどこの海外に行こうか考えてわくわくしています。
まとめ
監査法人の有給制度について解説しましたが、いかがでしたでしょうか。
監査法人は有給を使って長期休暇をつくりやすく、新人1年目からでもしっかり制度を活用することができます。
公認会計士のメリットで長期休暇がとりやすいことがよく言われていますが、それをまさに実感した1年目でした。
以上、参考になったら嬉しいです。
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